高麗人参の種類

 高麗人参には大きく分けて三種類あります。
 まず土から掘り出したそのままで一切手を加えていない「水参(すいじん)」。効能は一番高いと言われていますが、そのままの高麗人参は独特の苦味などがあり、決して食べやすいものではありません。そのため、サムゲタンなど鍋にして食べられるのが一般的な他、栄養ドリンクに生のまま漬け込んであるものもあります。
 次に掘り出した高麗人参の皮を向いて乾燥させた、白っぽいものが「白参(はくじん)」。4年程度栽培したものが多いようです。皮をむく分、有用成分が減るので、効能は下がってしまいますが長期保存がきくので、お茶に入れたり漢方薬に混ぜたりします。乾燥といっても、水分14%以下程度です。
 最後に一番高価な「紅参(こうじん)」。6年にわたって栽培した六年根を皮ごと用いて、蒸してから乾燥させたもので、一番保存が効きます。加工する時に生じる成分が貴重なため、最も効能も高く、お茶などに混ぜるだけでなく、そのものがサプリメントとして利用されたりします。料理用として使う以外では、紅参が一番多く販売されているのを見かけます。

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